专利摘要:

公开号:WO1991004550A1
申请号:PCT/JP1990/001181
申请日:1990-09-14
公开日:1991-04-04
发明作者:Kozo Yamazaki;Hiroyuki Ikeda;Fumio Yamagishi;Hirokazu Aritake;Masanori Ohkawa
申请人:Fujitsu Limited;
IPC主号:G06K7-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 バーコ一ドリ ーダ用レーザスキャナ 技術分野 .
[0002] 本発明は例えば、 スーパーマーケ ッ ト、 デパー トあるい はその他の種々の専門店のレジスタにおいて用いられてい る P 0 S システムにおけるバーコ一ドの読み取り用レーザ スキャナに関する。 背景技術
[0003] レーザスキャナ ( P O S システム) の適用市場がスーパ 一マ一ケッ トからデバー トあるいはその他の種々の専門店 にも拡がってきているが、 これらの店舗では、 比較的小さ く て場所をとらない所謂スタ ン ド型のレーザスキ ヤナが用 いられることが多い。
[0004] スタ ン ド型のレーザスキャナは小型で場所をとらないの で、 チェ ッ クァゥ トカウ ンタのスペースが小さい店舗に好 適である。
[0005] しかるに、 従来のスタ ン ド型レーザスキャナにあっては. 第 3 3、 3 4図に示す如く、 走査光学系が力ゥ ンタ 9上の 基台 (台板) 6から突出した支柱ュニッ ト 5内に組み込ま れている為に支柱ュニ ッ 卜が大き く なりがちであり、 その ため装置全体が大型化するのみならず美観上好ましく な く - またオペレータ A側からの観察に主眼をおいているために 顧客 B側からは支柱 7が邪魔をして商品 8のバーコ一ド 1 0が非常に見に く いという問題があった。 即ち、 従来のス タ ン ド型のレーザスキャナは顧客とオペレータとの間に位 置し、 しかも透明ではないため、 視線をずらすことなく こ のスタン ド型レ一ザスキャナを通してバーコ一ド読み取り 操作、 即ち、 商品のバ一コー ドを見ることは困難であった。 同図において、 Pは矢印方向に走査される走査ビームを示 す。
[0006] 第 3 5図は従来の典型的なチヱ ックァゥ トカ ウ ンタを示 すもので、 一般に商品の価格表示部 (ディ スプレー) はバ —コー ド読み取り部 4 の上方に配設されたキーボー ド 2上 と P O S レジスタ部 3 とに合計 3 ケ所 (①、 ②、 ③で示す) に設けられている。
[0007] しかしながら、 いずれのディ スプレーも、 バーコ一ド読 み取り部 4 でのオペレータによる商品のバーコ一 ド (商品 は読み取り部 4上を通過する) 読み取り と同時に見ること はできない。 即ち、 顧客はバーコード読み取り操作と価格 ディスプレーとを確認したい場合には、 視線をずらして交 互に見るしかない。 発明の開示
[0008] 本発明の目的は装置の小型化を図りつつ且つ、 顧客の側 からバーコ一ドの読み取り操作を容易に視認出来るように したバーコー ドリーダ用レーザスキ ャナを提供することに ある。 上記目的を達成するために、 本発明によれば、 レーザ光 源、 該レーザ光源から出射されたレーザ光で被検知体のバ 一コー ドを所定方向に走査する レーザ光走査手段、 この走 査光を被検知体のバーコー ドに照射する出射窓、 及びバー コ一ドから反射される信号光を検知する光検知手段を有す るバーコ一ドリ一ダ用レーザスキャナにおいて、 上記レー ザ光走査手段及び光検知手段は同一の基台内に一体的に組 み込まれ、 且つ、 上記出射窓は該基台上に突設された透明 支持体により支持されることを特徴とする。
[0009] 好まし く は、 レーザ光源も基台に一体的に組み込まれる 透明支持体は出射光および戻り信号光を伝播する導光板 でも、 あるいは、 単なる支持枠でもよい。 導光板の場合 には、 出射光および戻り信号光はその中を全反射を繰り返 しながら伝播し、 また、 支持枠の場合には出射光および戻 り信号光は空気中を伝播するこ とになる。
[0010] 出射窓には好ま しく は所定方向にレーザ光を回折する単 一のあるいは複数個のホログラムが形成される。
[0011] レーザ光走査手段はガルバノ ミ ラー、 あるいは回転多面 鏡のいずれでもよい。
[0012] 本発明の別の実施例によれば、 導光板には所定波長の光 のみを所定方向に反射する反射型ホログラムが設けられ、 かつ導光板をはさんで出射窓の反対側には上記特定波長に 実質上同一の波長を有する光によって表示される情報を表 示する表示器が設けられ、 表示器からの情報光を所定方向 に反射せしめる。 レーザ光の波長は表示器の情報光の波長と異なる。
[0013] 好ましく は、 導光板は基台に着脱自在に取り付けられる。 本発明の更に別の実施例によれば、 レーザ光源からの出 射レーザ光を出射窓のそれぞれのホログラムに入射せしめ られる複数個のレーザ光に分割する レーザ光分割手段が付 設され、 好ましく はこのレーザ光分割手段は複数個の反射 型ホログラムにより形成される。
[0014] レーザ光源として半導体レーザを用いることが出来る。 基台内に組み込まれた走査光学系からの走査光は透明導 光板内あるい空気中を伝播され、 出射部から外部所定方向 に出射される。 上述の従来の支柱に相当する導光板あるい は支持枠は透明であるので美観を損なう ことはなく、 しか も、 この導光板あるいは支持枠には走査光学系は組み込ま れていないので小型化が可能である。 顧客は透明導光板あ るいは透明支持枠を通して容易にバーコ一ド操作を目で確 認することが出来る。
[0015] また、 走査光出射部をホログラムにより作成すれば、 そ の回折方向を任意に設計でき、 しかもその走査方向を制御 することによりバ一コー ドの読み取りを確実に行う ことが 出来る。 図面の簡単な説明
[0016] 第 1図は本発明に係るレーザスキャナの基本構造を示す 斜視図、 第 2図は第 1図の内部構造を示す側面図、 第 3図 は第 2図の走査光出射部の別実施例を示す部分図、 第 4図 は同じく走査光入射部の別実施例を示す部分図、 第 5図は 第 4図の更に別の実施例を示す図、 第 6図は本発明を適用 したバーコ一 ド読み取り走査光学系を図解的に示す平面図 第 7図は第 6図の変形実施例を示す部分図、 第 8図は本発 明の効果を説明するための図解的斜視図、 第 9図は本発明 の別実施例に係るスタ ン ド型レーザスキャナの基本構造を 示す斜視図、 第 1 0図は第 9図に示す実施例の効果を示す ベ く チヱ ッ クアウ トカウ ンタの全体概要を示す図、 第 1 1 図は第 1 0図に示される反射型ホログラムの拡大図、 第 1 2図は本発明の更に別の実施例に係る レーザスキャナの基 本原理を示す斜視図、 第 1 3図は第 1 2図の内部構造を示 す側面図、 第 1 4図は第 1 3図とは別実施例を示す図、 第 1 5図は第 1 4図の変形実施例を示す図、 第 1 6 A図及び 第 1 6 B図はひねりのない走査線の作成及び再生光学系を 示す図、 第 1 7 A図及び第 1 7 B図はひねられた走査線の 作成及び再生光学系を示す図、 第 1 8図は本発明の更に別 の実施例に係るバーコー ドリーダ用スタ ン ド型スキャナを 示す図、 第 1 9図は第 1 8図に示すレーザビームのスタ ン ド部内における分割及び伝播を説明する図、 第 2 0図は第 1 9図における レーザビームのスタン ド部内の伝播を分割 されたレーザビーム毎に示す図、 第 2 1 図はレーザビーム の利用率及びパターンの形成を説明する図、 第 2 2図は第
[0017] 1 8図の別実施例のスキャナのスタ ン ド部を示す図、 第 2 3図は第 2 2図中のスタ ン ド部の底部を示す図、 第 2 4図 は第 1 8図の更に別.の実施例のスキヤナのスタン ド部を示 す図、 第 2 5図は第 1 2図のスキャナにおけるビームの利 用率及びパターンの形成を説明する図、 第 2 6図は本発明 の別実施例に係るレーザスキヤナの基本構造を示す側面図、 第 2 7図は第 2 6図の要部の拡大斜視図、 第 2 8図〜第 3 1図は種々の走査線パターンを実現する交換可能な導光板 の 4つの例を示す図、 第 3 2図は第 2 6図の別の実施例を 示す図解図、 第 3 3図は従来のスタ ン ド型レーザスキャナ の斜視図、 第 3 4図は従来のスタ ン ド型レーザスキャナを 用いたチヱ ックァゥ トカウ ンタを示す図、 第 3 5図は従来 のチヱ ックアウ トカウ ンタの全体概要を示す図、 である。 発明を実施するための最良の形態
[0018] 以下、 本発明の実施例につき説明する。
[0019] 第 1、 2図に本発明に係るスタ ン ド型レーザスキャナの 一実施例の基本構造を示す。 同図において、 基台 2 0上に は透明な導光板 2 3がー体的に形成され、 その上部には走 查光出射窓 2 5が形成される。 図示実施例では出射窓 2 5 はホログラム 2 7 により形成される。 出射窓 2 5の支持体 としても機能する透明導光板 2 3 は、 特にスーパ一マーケ ッ ト等のレジスタカウ ンタでの使用を意図している場合に は、 図示の如く、 その上部を手前 (店員側) に曲げて走査 光 Pが商品 8のバーコー ド (第 3 4図の B ) を確実に照射 するようにする。 基台 2 0内には第 2図に示す如く、 走査 光 Pの走査光学系が組み込まれる。 この走査光学系は例え ば、 回転軸 3 3を中心にしてモータ 3 5により画転可能な それ自体周知のポ リ ゴンミ ラー (回転多面鏡) 3 1 を有し ポリ ゴンミ ラー 3 1 はその回転に応じて基台 2 0 の面内方 向にビーム Pを走査し、 そのビームを下部ミ ラー 3 7 a に より透明導光板 2 3内に立ち上げ、 入射せしめる。 透明導 光板 2 3内に入射した走査光は全反射を繰り返し、 図示の 如く、 出射窓 2 5からホログラム 2 7により所定方向に回 折出射せしめられる。 出射方向はホログラム 2 7 の干渉縞 ピ ッ チ等などを適当に設計することにより任意に設定でき る。 尚、 走査光 Pの光源としては、 例えば、 半導体レーザ 1 (第 2図) を用いることができ、 ポリ ゴンミ ラー 3 1 に基台 2 0の例えば面内方向から入射せしめられる。
[0020] 本実施例の最大の特徴は出射窓 2 5の支持体を構成する 導光板 2 3が透明であること、 及び、 出射窓 2 5を除く光 学系 (走査光学系等) が基台 2 0内に一体的に組み込まれ し ヽる と の 。
[0021] 第 3図は本発明の別の実施例を示す。 同図においては透 明導光板 2 3の上部に反射ミ ラー 3 7 bが取りつけられ、 この反射ミ ラー 3 7 bにより出射窓 2 5から走査光 Pが取 りだされる。 尚、 この場合、 出射窓 2 5 にホログラム 2 7 を形成する必要はない。 上部反射ミ ラー 3 7 b は貼付け、 或いは蒸着などにより透明導光板 2 3の上端 (商品とは反 対側側面) に固定することができる。
[0022] 第 4図は本発明の更に別の実施例を示すもので、 同図に おいては透明導光板 2 3の下端部端面 2 3 a を斜めにカ ツ ト し、 第 2図に示す如き下部反射ミ ラ一 3 7 aを用いるこ となく、 下端面 2 3 a により直接的に全反射により透明導 光板 2 3内に走査光を立ち上げ入射せしめている。
[0023] これとは別に、 第 5図に示す如く透明導光板 2 3の下端 部にホログラム 3 8を設け、 このホログラム 3 8によりボ リ ゴンミ ラー 3 1 (第 2図) からの走査光 Pを透明導光板 2 3内に立ち上げ入射せしめるベく所定方向に回折するよ うにしてもよい。
[0024] 第 6図は本発明にかかるレーザ光走査、 信号光集光光学 系の一実施例を示す。 同図において、 レーザ光源 4 1 ( He - Ne レーザあるいは半導体レ一ザ) から出射された光はビ ーム整形レンズ 4 3により所定のビーム径、 ビーム形状に 変換された後、 ポリ ゴンミ ラ一 3 1 に入射せしめられる。 ポリ ゴン ミ ラ一 3 1 の軸 3 3を中心とする回転により この 光は走査光 Pとなり透明導光扳 2 3に入射する。 その後の 走査光経路は上述の通りである。 商品 8 のバーコ一ド B
[0025] (第 3 4図) を走査した光はそれにより散乱され、 その一 部が信号光 S として再び透明導光板 2 3内に入り、 往路と 同一の経路をたどり、 ポリ ゴンミ ラー 3 1 に戻る。 ボリ ゴ ンミ ラー 3 1で反射された信号光 Sは有孔凹面鏡 4 9によ り反射せしめられ光検知器 5 1 に導かれる。 信号光の光検 知器 5 1 による検出後の処理は本発明の対象ではなく、 ま た周知のこ とであるので詳細な説明は省略する。 尚、 有孔 凹面鏡 4 9のピンホール 4 9 a はレーザ光源 4 1 からの光 のポリ ゴンミ ラー 3 1 への入射時には何ら干渉しないよう な大きさと位置に設定されている。 ポリ ゴンミ ラー 3 1 の代わりに、 周知のように第 7図に 示す如く ガルバノ ミ ラー 3 0を用いることも可能である。 以上の実施例においては、 走査光学系は基台 2 0内に組 み込まれ、 透明導光板 2 3内には設けられないので、 透明 導光板 2 3を小さ く コ ンパク トに設計する こ とができるの みならず、 顧客は第 8図に示す如く透明導光板 2 3を通し て裏側からバーコ一ド Bの読み取り操作を容易に目で確認 するこ とができる。
[0026] 尚、 光源は基台 2 0内に組み込まずに、 基台外部に設け た光源からの出射光を基台内に導く ようにしてもよい。 第 9〜 1 1図は、 商品のバーコー ド B と同時に価格ディ スプレーも視認することが出来るようにした実施例を示す < 上述の如く、 基台 2 0内に組み込まれた走査光学系 (ポ リ ゴン ミ ラー 3 1 、 ミ ラ一 3 7 a等) からの走査光は導光 板 2 3内を平行に伝播され、 出射窓 2 5から外部所定方向 に出射される。 これによれば、 支柱部分を透明にしたため に、 それを通してバーコードを見ることは出来るが、 価格 ディ スプレーと同時に視認することは出来ない。 何となれ ば、 価格ディ スプレーは一般にオペレータ側に向いており、 顧客からは見えないからである。 第 9〜 1 1図に示す実施 例では、 基台 2 0上にオペレータ側に向けて設けられるデ イ スブレー (表示器) 5 3の表示内容をディ スプレーの裏 側に位置する顧客にも見得るようにしたものである。
[0027] 第 9 , 1 0 , 1 1図に本発明に係るスタ ン ド型レーザス キヤナのー実施例の基本構造を示す。 同図において、 基台 2 0上には透明な導光板 2 3が取り付けられ、 その上部に は走査光出射窓 2 5を形成するホログラム 2 7が形成され る。 基台 2 0内にはモータ 3 5 (第 2図) により回転せし められるポ リ ゴンミ ラー 3 1を有する走査光学系が組み込 まれている。 ポリ ゴンミ ラー 3 1 はその回転に応じて基台 2 0の面内方向にビームを走査し、 そのビームを反射ミ ラ - 3 7 a (第 2図) を介して透明導光板 2 3内に立ち上げ る。 透明導光板 2 3内に入射した走査光は全反射を繰り返 し、 図示の如く、 出射窓 (ホログラム) 2 5からバーコ一 ドを照射すべく所定方向に回折出射せしめられる。 以上の 構成は第 1〜 8図に示す上述の実施例と同様である。
[0028] 本実施例によれば、 透明導光板 2 3の裏側、 即ち出射窓 2 5 と反対側 (顧客倒) の側面に反射型ホログラ ム 4 2が 形成される。 また、 基台 2 0にはこの反射型ホログラ ム 4 2 と同一側に価格表示器 (ディ スプレー) 5 3 が透明導光 板 2 3の反射型ホログラム 4 2に向き合うように傾斜した 状態で一体的に設けられる。
[0029] 反射型ホログラムは周知の如く特定の波長のみ反射する 回折特性を有し、 その回折特性はホログラム (干渉縞) の ピッチ等を適当に設計することにより任意に制御出来る。 以上の如く構成したチヱ ックァゥ トカ ウ ンタによれば、 価格表示器 5 3からの情報光 L (第 1 0図) は反射型ホ口 グラム 4 2により所定方向に反射回折され、 顧客の目に入 る。 その結果、 客は表示器 5 3 による価格の虚像 (図中、 1 2 3円として示してある) をオペレータが手に持ってい る商品のバーコ一ド Bあるいはその近傍に重ねてみること が出来る。 即ち、 背景 (この場合は商品のバーコ一ドに相 当) と情報光 (この場合は価格情報) とを重ねて写し出す 所謂へッ ドアツ,プディ スプレーの原理と全く 同様である。
[0030] 尚、 表示器 5 3 の情報光 Lの色は反射型ホログラム 4 2 の反射光 (特定波長) 、 例えば緑色に合わせておく のが好 ま しい。
[0031] ところで、 透明導光板 2 3内を伝播する走査光 P も第 1 1図に示す如く、 表示用反射型ホログラム 4 2に入射する が、 走査光 Pの波長を反射型ホログラム 4 2 の選択波長と 異なる波長 (例えば赤色) に選定しておく ことにより、 反 射型ホログラム 4 2の影響を何ら受けずに、 即ち、 反射型 ホログラム 4 2が存在しない場合と全く 同様に透明導光板 2 3内を上方に全反射を繰り返しながら伝播せしめられる c 尚、 ホログラム 4 2 は導光板の何れの側面に形成されて も構わない。
[0032] 以上の如く、 表示器 5 3からの価格情報光 Lは反射型ホ ログラム 4 2により所定方向に反射回折され、 従って、 そ の虚像が透明導光扳 2 3の反対側に位置する商品のバーコ 一ド上に実質上重なつて見える。 つまり、 ヘッ ドアップデ イ スプレーと して作用し、 客は視線を動かすこ とな く 、 ノ < —コー ドと価格情報光とを重ねて見るこ とが出来る。
[0033] 第 1 2図〜第 1 7 B図はバーコー ド Bの読み取り動作を 複数の交差する走査線バターンで行う実施例を示す。
[0034] P 0 S システムにおいて、 商品のバーコ一ドを確実に読 み取るようにするためには互いに交差する少な く とも 2方 向の走査線パターンを使用するのが好ましい。 即ち、 走査 線が 1本の場合には、 オペレータが置く商品の向き (バー コー ドの向き) によっては走査線がバーコ一ドに当たらず、 その結果バーコ一 ドを読み取れないという可能性がある。 この可能性は商品、 即ちバーコ一 ドが小さい程顕著である c つまり、 非常に小さなバーコードに対しては少な く とも 3 〜 5本の多方向ク ロスパターンが必要である。
[0035] 第 1 〜 1 1図に示す実施例においては基本的に単一 (単 方向) 走査線を発することを前提としている。
[0036] 第 1 2、 1 3図に多走査線用スタ ン ド型レーザスキ ャナ の一実施例の基本構造を示す。 同図において、 基台 2 0 (第 1 3図) 上には透明な導光扳 2 3が一体的に形成され, その上部には走査光出射窓 2 5が形成される。 出射窓 2 5 には複数個のホログラム H 1 , H 2 , H 3が略垂直面内に おいて縦方向に配列形成される。 基台 2 0内にはモータ 3 5により面転せしめられるポ リ ゴンミ ラー 3 1 を有する走 查光学系が組み込まれている。 ポ リ ゴンミ ラー 3 1 はその 回転に応じて基台 2 0の面内方向にビームを走査し、 その ビームを透明導光板 2 3 の下端面 2 3 a により透明導光板 2 3内に立ち上げ、 入射せしめる。 透明導光板 2 3内に入 射した走査光は全反射を繰り返し、 図示の如く、 出射窓 2 5から所定方向に回折出射せしめられる。 出射方向はホロ グラム H I , H 2 , H 3 の干渉縞ピッチ等などを適当に設 計することにより設定できる。 尚、 第 1 2図において、 4 1 は光源としての半導体レーザを示す。
[0037] ポリ ゴンミ ラー 3 1 による走査光は透明導光板 2 3内を平 行に全反射を繰り返しながら上方に伝播される。 各ホログ ラム H I , H 2 , H 3 はこの平行走査線を受け、 第 1 3図 に示す如く夫々の回折方向 D l、 D 2、 D 3に出射される < ここで、 第 1 2図に示す如く、 例えば中段のホログラム H 2 は回折によって走査方向を回転する (捻る) こ とな く入 射走査光 P と平行な走査光 bを発生する。 一方、 ホロダラ ム H I , H 2 は画折によって出射光にひねりを与え走査線 a , cを作る。 つまり、 走査線 a , b , c は互いに交差す る 3本の走査線パターンを形成する。 ここで留意すべきこ とは、 透明導光板 2 3内では一方向走査 (平行走査) であ りながらホログラム H I , H 2 , H 3により互いに交差す る三方向の走査パターンが得られるという ことである。 尚、 ホログラム出射直後の位置では走査線 a , c は十分ひねら れていないので殆ど平行走査線の状態であるが、 通常スタ ン ド型スキャナによるバーコ一ドの読み取りはテーブル上 にバーコード (商品) を差し出すことによって行われ、 従 つて読み取り領域はホログラムからある程度離れたテープ ル面付近である。 従って、 本発明によるク ロスパターン走 查方法で実用上問題はない。 また、 上述の如く、 ホロダラ ムの数を増やすことにより走査線の数は理論上無限に増や すこ とができるので、 万能読み取りが実現できる。
[0038] 尚、 走査線はポリ ゴンミ ラー 3 1 の各反射面 3 1 a , 3 1 b · · · 3 1 i の角度を僅かに異ならしめることにより 平行分離されるから、 第 1 3図に示す如く各ホログラムへ の平行入射走査光を容易に作り出すことができる。
[0039] 第 1 4図は本発明の別の実施例を示すもので、 同図にお いては支持体が透明導光板 2 3ではなく、 単なる透明枠体 2 3 ' により形成され、 透明導光板 2 3の下端傾斜面 2 3 aに相当する反射ミ ラ一 3 7 a と、 ホログラム H I , H 2 , H 3に相当するホログラム H I ' , Η 2, , Η 3 ' とが空 気中に别々に保持されている。 尚、 ホログラム H I ' , Η 2, , Η 3 ' は好ま しく は同一のガラス基板 5 0上にュ ニッ ト として形成することができる。 枠体 2 3 ' は例えば、 一本あるいは複数本の透明板あるいは棒、 あるいは走査光 Ρを内部に閉じ込めるために四方を取り囲んだ平面断面矩 形のガイ ド板として構成することが出来る。
[0040] 第 1 5図は第 1 4図の更に別の変形実施例を示すもので ホログラム H I, , H 2 ' , H 3 ' の前に別の反射ミラー 3 7 bを設けてこれらホログラム H I ' , H 2 ' , H 3 ' を第 1 3図と同様にほぼ垂直面内に配置することも可能で ある。 これに対し第 1 4図では各ホログラム H I ' , H 21 H 3 ' は直接走査光を入射するため図示の如く入射光に対 し傾斜せしめられている。
[0041] 第 1 6 A, 1 6 B図はひねりのない走査線 bを作成する ホログラム H 2の作成並びに再生方法を簡単に示すもので ある。 まず作成系においては、 ホログラム乾板 7 0に 2つ の球面波 (参照光と物体光) を y軸方向 (ホログラム乾板 の面内方向) から入射してその干涉露光によりホログラム H 2を作成する。 こ う して作成したホログラム H 2 に作成 光の 1つである参照光の点光源の位置から再生ビーム L r を入射すればひねりのない回折光 bが再生される (第 1 6 B図) 。
[0042] —方、 第 1 7 A , 1 7 B図はひねりの有る走査線 a , c の作成、 再生光学系を示すものである。 第〗 7 A図に示す 如く、 作成時に作成波点光源を X方向にずらすだけでよい < こ うすることにより、 第 1 6 B図と同様に y te方向から再 生ビーム L rを入射すれば第 1 7 B図に示す如く、 回折光 はひねられ、 走査線 c (または走査線 a ) を得ることが出 来る。 尚、 これとは別に、 周知の如く、 例えば、 作成波と 再生波の波長を相異ならしめ、 それにより発生する色収差 を利用してひねり走査線を作り出すことも可能である。
[0043] 以上に記載した実施例によれば、 複数個のホログラムを 採用した簡単かつコ ンパク トな構成で多方向の走査線バタ ーンを作り出すことが出来、 それにより、 バーコー ドの読 み取り操作の確実性を増大するこ とが出来る。
[0044] 即ち、 基台内に組み込まれた走査光学系からの走査光は 導光板内を平行に伝播され、 出射部から外部所定方向に出 射される。 この際、 出射部に設けられる複数個のホロダラ ムにより各走査線は当該ホログラムにより決定される回折 方向に曲げられ、 従ってこれら走査線を容易に交差させる ことができる。 また、 走査線の数は出射部に形成するホロ グラムの数により容易に増やすことができるので、 実質上 装置全体を大き く するこ とな く確実に読み取りができるレ 一ザスキャナが実現される。
[0045] 第 1 8〜 2 5図に示す実施例はレーザビームの利用効率 の一層の向上を図ったものである。
[0046] 透明導光板を利用した上記の実施例においては、 ビーム がスタ ン ド (透明導光板) 内を伝播する構成である関係上、 スタ ンド部内に入射した走査ビームのうちバーコー ドの読 み取りに有効に利用される部分の割合が少なく なる傾向が あり、 走査ビームの利用効率が必ずしも十分ではない。
[0047] たとえば、 第 1 2図及び第 1 3図に示す実施例において、 レーザ光源 4 1 より出射したレーザビーム Pは、 ポリ ゴン ミ ラ一 3 1 4 により A i B t , A 2→ B 2 , A 3 → B 3 (第 2 5図 ( D ) 参照) と走査され、 透明スタ ン ド部 2 3 の下部に入射し、 この内部を全反射しながら伝播し、 上部 の出射用ホログラム窓 H 1、 H 2、 H 3にそれぞれ向かう < ポリ ゴン ミ ラー 3 1 の各面 3 1 a、 3 1 b、 3 1 c は傾 きを変えてあり、 これら各面によって走査されるビームは 第 1 3図中符号 P a、 P b、 P cで示すようになる。
[0048] 走査ビーム P a は出射用ホログラム窓 H 1 に向かい、 こ こより出射して、 符号 D 1 で示すように斜め方向に走査す る (走査線 a ) 。
[0049] 走査ビーム P c は出射用ホログラム窓 H 3 に向かい、 こ こより出射して、 符号 D 3で示すように D 1 とは逆の斜め 方向に走査する (走査線 c ) 。
[0050] 走査ビーム P bは出射用ホログラム窓 H 2 に向かい、 こ こより出射して、 符号 D 2で示すように水平方向に走査す る (走査線 b ) 。 走査線 bは透明導光板 2 3 の板面と平行 である。
[0051] ポリ ゴンミ ラー 3 1 の回転により上記の動作が繰り返さ れ、 バーコー ドを読み取る。
[0052] 第 1 2図に示すように、 ビームの走査幅は透明導光板 2 3内を上方に伝播する間に広がる。
[0053] そのため、 透明導光板 2 3への入射部における走査幅 A , - B , のう ち C— Dで示す中央の極く一部しかバーコ ー ドの読み取りには利用されていず (第 2 5図参照) 、 ビ —ムの利用効率が悪かった。 換言すれば、 わずかな幅 C — Dの走査線が出射窓 2 5の部分では窓の幅 (ホログラム 幅) 一杯に広がる。
[0054] また、 縦, 横, 斜めの夫々について一回の走査が必要で あり、 縦, 横, 斜めよりなる一組のパター ンを作るには、 第 2 5図からも分かるように、 Α ,— Β , , Α 2→ Β 2 , Α 3→Β 3 という三回の走査が必要となり、 ポリ ゴンミ ラ 一 3 1 についてみると三つの面が必要となり、 スキ ャナの 性能が低く なる。
[0055] そこで、 レーザビームの利用効率の向上を図るべく、 レ 一ザビーム走査線分割手段が透明導光板 2 3内に設けられ る。 それにより、 従来利用されていなかったレーザビーム 部分も各出射用ホログラム窓に向 く ように偏向させ、 レー ザビームの走査線利用効率を向上させることができる。
[0056] また、 レーザビーム走査線分割手段は、 バーコー ド読み 取り用の縦, 横, 斜めの一組のパターンを短時間で形成す る。
[0057] 第 1 8図は走査線分割手段を備えたバーコー ドリ ーダ用 スタ ン ド型スキャナの一実施例を示すものである。
[0058] 3 1 はポリ ゴンミ ラ一、 4 1 はレーザ光源であり、 レー ザビーム Pを①—⑤間で橾り返し走査する。
[0059] ポリ ゴン ミ ラー 3 1 の各面 3 1 a、 3 1 b、 3 1 c …は 同じ傾きであり、 レーザビーム Pは①—⑤間を同一軌跡で 走査する。
[0060] 2 3 は透明ガラス板製の透明導光板であり、 その下部を レーザビーム Pの走査軌跡と一致させて、 立設してある。 導光板 2 3の上部には、 4列の出射用ホログラム窓 H 1 〜H 4が設けてある。
[0061] 1 6 〜 1 6 -*は夫々反射型のホログラムであり、 導光 板 2 3の下部に、 レーザビームの走査軌跡に沿って並んで 設けてあり、 レーザビーム分割手段を構成する。
[0062] ホログラム 1 6 -,〜 1 6— は夫々異なる光学的特性を有 するものであり、 ホログラム 16 - ,は、 レーザビーム Pを 符号 17 -,で示すようにホログラム窓 H 1 に向く方向に偏 向させる (第 2 0図 ( A ) ) 。
[0063] ホログラム 16— 2は、 レーザビーム Pを、 符号 17 で 示すように、 ホログラム窓 H 2に向く方向に偏向させる (第 2 0図 ( B ) ) 。
[0064] ホログラム 16 -3は、 レーザビーム Pを、 符号 17 -3で 示すように、 ホログラム窓 H 3 に向く方向に偏向させる (第 2 0図 ( C ) ) 。 ホログラム 16 - 4は、 レーザビーム Pを、 符号 17— 4で 示すように、 ホログラム窓 H 4 に向く方向に偏向させる (第 2 0図 ( D ) ) 。
[0065] ホログラム窓 H I 〜 H 4 は、 レーザビーム 1 7 -,〜 1 7. を夫々第 1 8図中符号 1 8―,〜 1 で示すように縦, 横 斜めに回折する光学的特性を有する。
[0066] 従って、 第 2 1図に併せて示すように、 レーザビーム P が導光板 2 3の下部を①—⑤と一回走査されるとき、 ①— ②間では、 ホログラム 16 ,により回折されて レーザビー ム 17— ,となり、 導光板 2 3内を全反射しつつ、 ホログラ ム窓 H I に到り、 ここで回折されてこれより出射し、 1 8 - で示すように走査するレーザビームとなる。
[0067] ② ③間では、 ホログラム 16 2により回折されてレー ザビーム 17 - 2となり、 ホログラム窓 H 2で回折されてこ れより出射し、 1 8 -2で示すように走査する。
[0068] ③—④間では、 ホログラム 16— 3により回折されてレー ザビーム 17— 3となり、 ホログラム窓 H 3で回折されてこ れより出射し、 1 8— 3で示すように走査する。
[0069] ④—⑤間では、 ホログラム 16 - こより回折されてレ一 ザビーム 17 - 4となり、 ホログラム窓 H 4で回折されてこ れより出射し、 1 8 -4で示すように走査する。
[0070] 上記より分かるように、 レーザビーム Pが①—⑤の間を 走査するときに、 4つのレーザビーム 1 7 〜 1 7 -4に分 割され、 全部がレーザビーム 1 8— ,〜 1 8—4となって夫々 のホログラム窓より出射してバーコー ドの読み取りに利用 され、 レーザビーム Pによる走査線の利用率は最も良く な る。
[0071] また、 1 8 -,〜 1 8 -4で示す縦, 横, 斜めの方向よりな る一組のパターンは、 レーザビーム Pの① ⑤への一回の 走査、 即ち、 ポリ ゴンミ ラ一 3 1 の一つの面により形成さ れる。 このため一組のパターンの形成に要する時間が短く なり、 スキャナはその分性能が向上する。
[0072] 第 2 2図及び第 2 3図は第 1 8、 1 9図とは別の実施例 を示す。 各図中、 第 1 8、 1 9図に示す構成部分と対応す る部分には同一符号を付す。
[0073] 透明導光板 2 3 は、 その下面に 4分割され且つ夫々が傾 斜方向を異にした反射面 2 1 -,〜 2 1 - 4を有する。
[0074] レーザビーム Pが①—⑤と走査する間で、 各反射面 2 1 -, 〜 2 1 で反射され、 上記のレーザビーム 1 7 -,〜 1 7 - 4 と同様に導光板 2 3内を各出射用ホログラム窓 H 1〜 H 4 に向かって伝播する。
[0075] 第 2 4図は更に別の実施例を示す。
[0076] この透明導光板 2 3 は、 その高さ方向の略中間部分に、 異なる回折特性を有する 4つの透過型のホログラム 6 1 〜 6 1 -4を走査方向に並べて配した構成である。
[0077] 導光板 2 3内を下部から伝播してきたレーザビームは、 ホログラム 6 1— ,〜 6 1 - 4を順次走査し、 各ホログラム 6 1 -,〜 6 1 4で夫々所定方向に回折され、 4つに分割され、 対応の出射用ホログラム窓 H I 〜H 4 より出射される。
[0078] 以上説明した様に、 第 1 8〜 2 4図に示す実施例によれ ば、 レーザビーム走査手段による一つの走査レーザビーム を複数の走査レーザビームに分割し、 各分割されたレーザ ビームが異なる方向に走査させる別々の出射用ホログラム 窓に向けられる構成であるため、 レーザビーム走査線のバ 一コー ド読み取り用への利用率を向上させることが出来る すなわち、 バーコー ドを読み取る縦, 横, 斜めの一組の パターンを短時間で形成することが出来、 性能の向上を図 ることが出来る。
[0079] 第 2 6図〜第 3 2図はレーザ走査部を組み込んだ基台を 共通にしたまま、 出射窓 2 5から用途に応じて種々の走査 線バタ一ンを照射し得るようにした実施例を示す。
[0080] P O S システムにおいて、 例えば、 UPC/EA N/JAN コー ド の標準サイ ズの シ ンボル (バーコー ド) の場合には、 商品 のバーコー ド Bを確実に読み取るようにするためには互い に直交する 2本の走査線パターンが必要であり、 2本の走 查線で万能方向の読み取り操作が可能である。 即ち、 走査 線が 1本の場合には、 オペレータが置く商品の向き (バー コー ドの向き) によっては走査線がバーコードを完全に横 切らず、 その結果バーコ一 ドを読み取れないという可能性 がある。 この問題は商品、 即ち、 バ一コー ドが小さい程顕 著である。 実際、 例えば、 丈の短い ( ト ラ ンゲー ト) シン ボルの場合には、 少な く とも 3〜 5本の多方向ク ロ ス走査 線パターンが必要である。
[0081] また、 Code 39 , I n ter l ea ved 2 ou t o f 5 等の物流用ノ 一コー ドは情報密度が低く、 且つ桁数に制限がないため、 極端に横長のシンボルになる。 このようなバーコードに対 しては、 上述の如き、 直交パターンや 3〜 5方向の等角交 差バターンでは万能方向読み取り は不可能であり、 バーコ 一ドの角度を合,わせながら読み取りを行う必要がある。
[0082] このように、 本来的には、 用途、 使用場所等応じて、 走 查線パターンを交換する必要がある。
[0083] 第 2 6図〜第 3 2図に示す実施例はこのような要求を充 足する実施例である。 出射窓からの出射光の回折方向はホ ログラムにより一義的に決まるもので、 ホログラムを設計 変更 (再作成) しない限り変更することはできない。
[0084] 第 2 6、 2 7図に交換可能な透明導光板 2 3を有するレ 一ザスキャナの実施例の基本構造を示す。 同図において、 基台 2 0上には透明な導光板 2 3が着脱自在に取り付けら れる。 透明導光板 2 3の上部には走査光出射窓 2 5を形成 するホログラム 2 7が形成される。 中空の基台 2 0内には モータ 3 5により回転せしめられるポリ ゴンミ ラー 3 1 を 有する走査光学系が組み込まれている。 ポリ ゴンミ ラ一 3 1 はその回転に 、じて基台 2 0の面内方向にビームを走查 し、 そのビームを透明導光板 2 3 の下端に形成した走査光 導入ホログラム 3 8により透明導光扳 2 3内に立ち上げる 方向に回折せしめる。 透明導光板 2 3内に入射した走査光 は全反射を繰り返し、 図示の如く、 出射窓 (ホログラム 2 7 ) 2 5 から所定方向に回折出射せしめられる。 透明導光 板 2 3への入射方向及び透明導光板 2 3への出射方向はホ ログラム 2 7 , 3 8 の干渉縞ピッチ等などを適当に設計す ることにより任意に設定できる。 基台 2 0 には透明導光 板 2 3を着脱自在に取り付けるための凹所 6 4が形成され、 該凹所 6 4には透明導光板 2 3を上下方向にスライ ド式に 簡単に着脱するためのガイ ド 6 8 (第 2 7図) が固定、 形 成される。 ガイ ド 6 8 は例えば、 図示の如く、 対向する一 対の断面コ字形の溝部材でよい。
[0085] 透明導光板 2 3 の導入ホログラム 3 8 に向き合う基台 2 0 の部分には基台 2 0内への塵埃、 水等の進入を防止する シール用窓ガラス 6 6が設けられている。
[0086] 第 2 8〜3 1 図に種々のホログラム (出射部) 2 7を有 する透明導光板 2 3の幾つかの例を示す。 図示実施例は いずれも出射部に 3個のホログラム 2 7 ( H I , H 2 , H 3 ) を用いて 3本の走査線パターンを作り出す場合を示す。 ポリ ゴンミ ラ一 3 1 による走査光 Pは透明導光板 2 3内 を平行に全反射を繰り返しながら上方に伝播される。 各ホ ログラム H I , H 2 , H 3 はこの平行走査線を受け、 第 2 8図に示す如く夫々の回折方向 (走査線 a , b , c に対応) に出射される。 ここで、 第 2 8図に示す如く、 例えば中段 のホログラム H 2 は回折によって走査方向を回転する (捻 る) ことな く入射走査光と平行な走査光 bを発生する。 一 方、 ホログラム H I , H 2 は面折によって出射光にひねり を与え走査線 a , cを作る。 つまり、 走査線 a , b , ( は 互いに交差する 3本の走査線パターンを形成する。 斯く し て、 透明導光板 2 3内では一方向走査 (平行走査) であり ながらホログラム H 1 , H 2 , H 3 により互いに交差する 三方向の走査バタ一ンが得られる。 ホログラムの数を増や すことにより走査線の数は理論上無限に増やすことができ る。
[0087] 尚、 各走査光 Pはポリ ゴンミ ラ一 3 1 の各反射面の角度 を僅かに異ならしめることにより平行分離されるから、 各 ホログラム H I , H 2 , H 3への平行入射走查光を容易に 作り出すことができる。 この実施例では U P C系のバーコ ー ド読み取りに適している。
[0088] 第 2 9図は別の実施例を示すもので、 同図においては走 查線 a ' , b ' , c ' の交角が第 2 8図のものより小さい 走査線パターンを作り出すホログラム H 1 ' , H 2 ' , H 3 ' を有する透明導光板 2 3 Aが示される。 この実施例は 第 2 8図の走査線パターンでは万能方向の読み取りの出来 ない、 例えば極端に横長 (丈が小さい) のバーコードに対 して適している。 何となれば、 微小交差角のパターンの場 合はバーコー ドの角度合わせの際のマージンを拡大するこ とが出来るからである。
[0089] 第 3 0図は出射部 2 5が単一のホログラム 2 7により形 成される透明導光板 2 3 Bを示す。 この場合にはホログラ ム 2 7への入射位置に応じて回折方向が平行に移動するか ら、 平行分離パターンを形成することが出来る。 第 3 0図 に示される実施例も極端に横長の Code 39 あるいは I n ter l eaved 2 ou t o f 5 のようなバーコードの読み取りに対し て、 位置合わせマージンの拡大をもたらし、 望ま しい。 以上の如く、 商品あるいは売場等の状況に応じて透明導 光板 2 3 (第 2 8図) 、 2 3 A (第 2 9図) あるいは 2 3 B (第 3 0図) を付け替えることにより、 所望の走査線パ ターンを作り出すことが出来る。
[0090] 第 3 1図は商品の大小に対応する場合の実施例である。 即ち、 互いに焦点距離 f 1 , f 2 , f 3の異なるホログラ ム H a , H , H cを有する透明導光板 2 3 Cを用いるこ とにより、 実質的に読み取り領域 (深度) を拡大すること が出来る。
[0091] 以上の実施例は透明導光板 2 3がホ ロ グラムによ り形成 される出射部 2 5を有する例を説明したが、 第 3 2図に示 す如く、 透明導光扳 2 3を用いることな く、 下端にボリ ゴ ンミ ラー 3 1からの入射光を立ち上げる反射ミ ラー 4 1、 上端に傾斜ホログラム H 1 , H 2 , H 3を有する中空支持 体 (枠体) 2 3 ' を設けることも可能である (第 1 4図と 同様の実施例) 。 この場合、 中空支持体 2 3 ' には、 基台 2 0のシール用窓ガラス 6 6に対向する位置に同様の目的 でシール用窓ガラス 7 1が設けられている。 回折方向 (出 射方向) はホログラム H I , H 2 , H 3の設計により任意 に設定出来る。 尚、 ホ ロ グラム H 1 , H 2 , H 3 は第 1 4 図と同様に同一のガラス基板にュニッ ト と して形成するこ とができる。 第 3 2図に示す実施例では、 シール用窓ガラ ス 6 6、 ミ ラー 3 7 a、 及びホ ロ グラム H I , H 2 , H 3 を備えた中空支持体 2 3 ' が交換可能な単位ュニッ トとな る。
[0092] 以上に記載した通り、 第 2 6〜 3 2図に示す実施例によ れば、 夫々所望の目的の出射窓を有する導光板 2 3 ( 2 3 A , 2 3 B , 2 3 C ) あるいは枠体 2 3 ' を同一の共通基 台 2 0に着脱自在に取り付け得るようにすることにより、 走査光学系を何ら変更することなく、 簡単に種々の走査線 パターンを得ることが出来る。 産業上の利用可能性
[0093] 本発明はスーパーマーケ ッ ト、 デバ一 トあるいはその他 の種々の専門店のレジスタにおいて用いられている P 0 S システムに有効に適用することが出来る。
权利要求:
Claims請求の範囲
1 . レーザ光源、 該レーザ光源から出射されたレーザ光 で被検知体のバーコー ドを所定方向に走査するレーザ光走 查手段、 この走査光を被検知体のバーコ一 ドに照射する出 射窓、 及びバーコ一 ドから反射される信号光を検知する 検知手段を有するバーコードリーダ用レーザスキ ャ ナにお いて、 上記レーザ光走査手段及び光検知手段は同一の基台 内に一体的に組み込まれ、 且つ、 上記出射窓は該基台上に 突設された透明支持体により支持されることを特徴とする バーコ一 ド リーダ用レーザスキ ャ ナ。
2 . 上記レーザ光源は基台に一体的に組み込まれている ことを特徴とする請求の範囲 1 に記載のレーザスキャナ。
3 . 上記透明支持体は出射光および戻り信号光を伝播す る導光板であることを特徴とする請求の範囲 1 に記載のレ 一ザスキ ャナ。
4 . 上記出射窓は導光板の上端部に形成されることを特 徴とする請求の範囲 3に記載のレーザスキ ャ ナ。
5 . 上記出射窓には所定方向にレーザ光を画折するホロ グラムが形成されることを特徴とする請求の範囲 4 に記載 の レーザスキ ャナ。
6 . 導光板の上端には上部反射鏡が形成され、 導光板を 伝播してきたレーザ光を出射窓から被検知体のバーコー ド に向けて所定方向に反射せしめることを特徴とする請求の 範囲 4 に記載のレーザスキ ャナ。
7 . レーザ光を出射窓に向けて導光板内に反射せしめる 下部反射手段が付設されることを特徴とする請求の範囲 4 に記載のレーザスキ ャナ。
8 . 上記下部反射手段は基台内に設,けられ導光板内ヘレ —ザ光を反射せしめる下部反射鏡を有することを特徴とす る請求の範囲 7 に記載のレーザスキ ャナ。
9 . 上記下部反射手段は導光板の下端に形成される下部 傾斜面を有するこ とを特徴とする請求の範囲 7 に記載のレ —ザスキ ャ ナ。
1 0 . 上記下部反射手段は導光板の下端に設けられレー ザ光を出射窓に向けて導光板内に回折せしめるホログラム を有することを特徴とする請求の範囲 7 に記載のレーザス キ ヤナ。
1 1 . 上記レーザ光走査手段はレーザ光を導光板内に反 射する反射面を有する回転多面鏡を有することを特徴とす る請求の範囲 7 に記載のレーザスキ ャナ。
1 2 . 被検知体のバーコー ドからの信号光を光検知手段 に向けて反射する凹面鏡が付設されていることを特徴とす る請求の範囲 1 1 に記載のレーザスキ ャナ。
1 3 . 上記凹面鏡はレーザ光源からの出射光を通過せし めるビ ンホールを有することを特徴とする請求の範囲 1 2 に記載のレーザスキ ャナ。
1 4 . 上記レーザ光走査手段はガルバノ ミ ラーを有する ことを特徴とする請求の範囲 7 に記載のレーザスキャナ。
1 5 . 上記導光板には所定波長の光のみを所定方向に反 射する反射型ホログラムが設けられ、 かつ導光板をはさん で出射窓の反対側には上記特定波長に実質上同一の波長を 有する光によって表示される情報を表示する表示器が設け られ、 それにより表示器からの情報光を所定方向に反射せ しめ得るようにしたことを特徴とする請求の範囲 3 に記載 の レーザスキ ャナ。
1 6 . 上記反射型ホログラムは表示器側の導光板側面に 形成されることを特徴とする請求の範囲 1 5に記載のレー ザスキ ャナ。
1 7 . レーザ光の波長は表示器の情報光の波長と異なる ことを特徴とする請求の範囲 1 5 に記載のレーザスキャナ <
1 8 . 導光板を基台に着脱自在に取り付ける導光板取付 け手段が付設されることを特徴とする請求の範囲 3に記載 の レーザスキ ャナ。
1 9 . 基台には上記導光板取付け手段を設ける凹所が形 成されることを特徴とする請求の範囲 1 8 に記載のレーザ スキ ャ ナ。
2 0 , 上記導光板取付け手段は上記凹所内において基台 に形成される案内レールを有し、 それにより導光板を該案 内レール内にスライ ド自在に取付け得るようにしたことを 特徴とする請求の範囲 1 9 に記載のレーザスキ ャ ナ。
2 1 . 上記出射窓はレーザ光源からの出射光を被検知体 のバーコー ドに向けて所定方向に回折せしめるホログラム を有することを特徴とする請求の範囲 1 8に記載のレーザ スキ ャナ。
2 2 . 上記出射窓はレーザ光源からの出射光を被検知体 のバーコー ドに向けて所定方向に回折せしめる複数個のホ ログラムを有することを特徴とする請求の範囲 1 8に記載 の レ一ザスキ ャナ。
2 3 . 上記複数個のホログラムは異なる回折特性を有し かつ互いに交差する複数個の走査光を生ぜしめることを特 徴とする請求の範囲 2 2に記載のレーザスキ ャナ。
2 4 . 上記複数個のホログラムは異なる焦点距離を有す ることを特徴とする請求の範囲 2 3に記載のレーザスキヤ ナ。
2 5 . 上記透明支持体は基台上に立設せしめられる枠体 により形成され、 上記出射光および戻り信号光は該枠体内 を通ることを特徴とする請求の範囲 1 に記載のレーザスキ ャナ。
2 6 . 上記出射窓は上記枠体の上端に形成されることを 特徴とする請求の範囲 2 5に記載のレーザスキ ャナ。
2 7 . 上記出射窓はレーザ光を所定方向に回折するホロ グラムを有することを特徴とする請求の範囲 2 6 に記載の レーザスキ ャナ。
2 8 . レーザ光を出射窓に向けて反射せしめる下部反射 手段が付設されることを特徴とする請求の範囲 2 7 に記載 の レーザスキ ャナ。
2 9 . 上記出射窓はレーザ光源からの出射光を被検知体 のバーコ一 ドに向けて所定方向に画折せしめる複数個のホ ログラムを有することを特徴とする請求の範囲 1 に記載の レーザスキ ャ ナ。
3 0 . 上記複数個のホログラムは異なる回折特性を有し かつ互いに交差する複数個の走査光を生ぜしめる こ とを特 徴とする請求の範囲 2 9 に記載のレーザスキャナ。
3 1 . 上記ホログラムにより回折される走査光の少な く とも 1 つは当該ホログラムに入射する出射光と実質上平行 であり、 その他の走査光は当該ホログラムに入射する出射 光に関し所定方向のひねりが与えられるこ とを特徴とする 請求の範囲 3 0 に記載のレーザスキャナ。
3 2 . 上記レーザ光走査手段は異なる反射面を有する回 転多面鏡を有し、 それにより該多面鏡に入射する レーザ光 をそれぞれのホログラムに向けられる複数個のレーザ光に 分割、 反射せしめるこ とを特徴とする請求の範囲 3 1 に記 載のレーザスキャナ。
3 3 . 上記透明支持体はその内部をレーザ光源からの出 射光および被検知体のバーコー ドからの戻り光が伝播する 導光板である こ とを特徴とする請求の範囲 3 2 に記載のレ 一ザスキャナ。
3 4 . 上記透明支持体は基台上に立設される枠体であり、 上記出射光および戻り信号光は該枠体内を通る こ とを特徴 とする請求の範囲 3 2 に記載のレーザスキ ャナ。
3 5 . 上記出射窓は枠体の上端に形成される こ とを特徴 とする請求の範囲 3 4 に記載のレーザスキャナ。
3 6 . 上記複数個のホログラムは枠体上に支持される同 一のガラス板上に形成される こ とを特徴とする請求の範囲 3 5 に記載のレーザスキャナ。
3 7 . レーザ光源からの出射レーザ光を出射窓のそれぞ れのホ αダラムに入射せしめられる複数個のレーザ光に分 割する レーザ光分割手段が付設されることを特徴とする請 求の範囲 2 9 に.記載のレーザスキャナ。
3 8 . 上記透明支持体はその内部をレーザ光源からの複 数個に分割された出射光および被検知体のバーコードから の戻り光が伝播する導光板であることを特徴とする請求の 範囲 3 7 に記載のレーザスキャナ。
3 9 . 上記レーザ光分割手段は透明支持休に形成される 複数個の分割ホログラムを有することを特徴とする請求の 範囲 3 8 に記載のレーザスキャナ。
4 0 . 上記分割ホログラムは反射型ホログラムであるこ とを特徴とする請求の範囲 3 9に記載のレーザスキャナ。
4 1 . 上記分割ホログラムは走査手段による出射光の移 動方向に延びる線に沿って並設されることを特徴とする請 求の範囲 4 0 に記載のレーザスキャナ。
4 2 . 上記複数個のホロ グラムは分割されたレーザ光を 出射窓のそれぞれのホログラムに向かって異なる方向に導 光板内へ画折せしめる互いに異なる回折特性を有すること を特徴とする請求の範囲 4 1 に記載のレーザスキャナ。
4 3 . 上記レーザ光分割手段は導光板の下端に設けられ かつ異なる傾斜方向を有する複数個の傾斜反射面を有する こ とを特徴とする請求の範囲 3 8 に記載のレーザスキャナ
4 4 . 上記レーザ光分割手段は導光板内に設けられる複 数個の透過型ホログラムを有し、 これら透過型ホログラム は分割されたレーザ光を出射窓のそれぞれのホログラ ムに 向けて異なる方向に画折せしめる互いに異なる回折特性を 有する こ とを特徴とする請求の範囲 3 8 に記載のレーザス キ ヤナ。
4 5 . 上記レーザ光源は半導体レーザである こ とを特徴 とする請求の範囲 1 に記載のレーザスキ ャナ。
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优先权:
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